【お父さん消滅してbyゆかり】
【降臨】
エリザベス:『依頼No.56ある意味最強の存在を倒せ』です。
優也:具体的には?
エリザベス:この方です。
詠一郎:貴様か、マイドーターを傷物にした不埒な輩は!?
優也:なんて物体呼んでいる?
【とりあえず】
優也:補足するとだ、十年前に死んだゆかりの親父さんね。
詠一郎:や、見ての通り足元人魂となっている幽霊です、宜しく。
優也:いやぁそんな楽しげな幽霊見た事無いですよ。
【言ってやれ】
優也:それはそうと何しにやってきたんですか義父さん?
詠一郎:お前なんぞに父親呼ばわりされる筋合いは無いがとにかく勝負しろ。
優也:お断りします、そもそも幽霊とバトルって時点で何か違う。
詠一郎:馬鹿だな少年。戦いとはいかにして自分が有利になるかが勝負なんだよ。
優也:それを今から戦う相手に言う台詞ですか。
【OPでは女性陣全裸だったアニメ】
優也:俺さ。ゆかりと愛し合ったなぁ。
詠一郎:俺の知った事か!
優也:粉をかけたらすぐによってきたんだ。それも入寮初日にな。
詠一郎:男と女のやる事、珍しくもない。
優也:岳羽理沙子ももなんだ。
詠一郎:・・・何を言ってるんだ?
優也:いやさぁ、ババァなんて馬鹿にしてたさ。がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ・・・お。
詠一郎:くう!
優也:ハッハッハ!怒れよ!
詠一郎:はあああああ!
優也:普通こういう話は面白がるんだぜ? 怒るっていう事の意味は分かるよなぁ?
おまえには俺を止めることはできない!」
詠一郎:嘘だ! お前流の強がりだ!
優也:なら男に溺れている自分の妻に聞いてみなよ。情熱を秘めた肉体・・・。
詠一郎:貴様ぁー!
優也:すまない。言い過ぎたな。しかしもう一つ現状報告をしておくと、母親に手を出してもそれに気づかないのがお前の娘って事だ!
詠一郎:……。
優也:おまえはそういう奥さんと娘を作ったんだよ! 可哀想になぁ、死んでもって辛いだろう?
楽にしてやるよ。
詠一郎:……。
優也:心配するな、ゆかりだってたっぷり可愛がってやる。俺、包容力ってのあるつもりだからさ。
詠一郎:くうう! 言うなぁ!
優也:ハッハッハ!
【万能オチ】
詠一郎:と言うお前を想像していたんだが。
優也:んな訳あるか。
【まぁ、うん】
優也:奥さんとはまだ会ってないからいずれそうならないとは限らない。
詠一郎:お前もう据え膳あれば食うだけの人間なのかよ。
【by】
優也:甘い、男だろうと関係ないね。
詠一郎:お前のどこが好きなのか娘に小一時間ほど問いただしたいんだが。
優也:テクニック。後財力と以前言っていた。
詠一郎:リアルだな。
優也:ちょっと凹んだ。
詠一郎:いい気味だ。
【早速戦おう】
優也:とりあえず勝利の雄たけび付きのハルマゲドン。
詠一郎:甘いわ小童が。
優也:あんたHPいくつだよ?
エリザベス:30000でございます。
優也:エリザベスの1.5倍かよ。
詠一郎:それだけ娘が大事だったんだ。
【分かっているけど……】
優也:あんたどれだけ娘が心配なんだ。
詠一郎:そりゃまだこんなに小さい頃からずっといたマイドーターだよ。
優也:……。
詠一郎:そんな貴様みたいな馬の骨にいきなり奪われたこっちの身にもなってみろよ。
優也:一般的に考えて凄い親バカ兼いい迷惑だと思う。
詠一郎:お前が一般的とか言えた性質か?
【自爆】
詠一郎:『大きくなったらお父さんのお嫁さんになるー』とか言っていたのになぁ。
優也:うん、娘ってのは結局親を裏切るものだから。
詠一郎:娘よーーーー!!
ゆかり:ごめん、お父さんうるさいから成仏して。
詠一郎:……。
エリザベス:依頼達成でございますね。