【キャラの配役を考えると自然だった】
優也:突然だけど万屋を経営したいと思う。
ゆかり:突然何ぃ!?
アイギス:本当に唐突でありますな。
優也:いや、生徒会の後輩から漫画を借りたんだけど、思わず読みふけってて面白そうだと思ってね。
ほわんほわんほわん
千尋:もしよろしければこれ読んでみませんか?
優也:これは?
千尋:これは幕末SFドタバタコメディ時にはシリアスあり泣きありの面白い漫画ですよ。ちなみに私は土銀派です。
優也:シラネェよそんな事ぉ!! 普通一般ピープルに勧める時にいきなりそっち方面語る人ここにいるかああここに居たよってか何て言うかありえねぇ!!
千尋:ですけど世の中には鉄板というものが存在します。これは鋼材ではなく決まりきったものと考えてください。
優也:ふむ。
千尋:よって土銀は鉄板なのです。
優也:どこをどう通ったらそんな結論に至るのか小一時間近く問い詰めたいぞ。
ほわんほわんほわん
優也:で、その後諸々あって全巻読破してしまった。
ゆかり:さっきのアンタの小一時間近くをそっくりそのまま返すよ。
アイギス:それで何故私たちなのですか?
優也:俺が今持っている召喚器はかつてペルソナ使いの中で伝説となっていた人間から受け継いだものだ。
ゆかり:それ洞爺湖の土産屋で買った水鉄砲でしょ?
優也:うん、わざわざこのために洞爺湖行ってきた。でも湖自体は行ってない。
ゆかり:行きなさいよ。
アイギス:私たちを呼んだ理由はキャラ痴漢という奴でありますか?
優也:そう。
ゆかり:なんか今ニュアンスが違ったような。
優也:気のせい。樹の精。片言の力持ちはアイギス。ツッコミ役は言わなくても分かるので除外。
ゆかり:除外されたよ! せめて多少なりとも何かしてよ! さもなくちゃ私の存在価値無くなっちゃうから!
優也:あれだ、こうやって俺がボケる事に対してツッコミを入れてくれるだけでギャラとか手に入っているんだろ? ならそれで十分じゃないか。
ゆかり:なにその芸能界の黒い背後!? ギャラとか無いから、ギャラとか無いから!
優也:じゃあ何故君はツッコミを入れる!?
ゆかり:そこにボケがあるから……ってちがぁぁう!!
アイギス:ゆかりさんがノリツッコミって珍しいですね。コロマルさんもそう思いませんか?
優也:そういえば最近コロマル大きくなったなぁ。
ゆかり:いや、2m近くってどれだけなのよ!?
コロマル:ワン!
ゆかり:まぁ、それはいつものとんでもない事だからこの際次元の彼方に放り投げておくとしてさ、具体的に何をするの?
優也:なんだろう?
ゆかり:考えてから行動しなさいよ!!
優也:うん、わかったそうするよ。
ゆかり:でさ、話は突然戻るけどね。
優也:ん。
ゆかり:その後輩が男か女かで処遇をどうするか考えたいんだけど。
優也:……。
ゆかり:OKアイギス。YATTIMAINAAAAAAAAA!!
アイギス:ガラテア発射します。
優也:何でキル○ル?