【タートルネックは今日も行く】
【亀と俺】
ファルロス:やぁ僕の友達よ。
優也:帰れ。
ファルロス:ちょ、久々に出てきたのに早々その言葉?!
優也:いや、マジ帰れ。お前もう出てこなくていいから。
ファルロス:なに? お楽しみ中? じゃあ僕綾時になるー。
優也:帰れ。んな訳無いだろ。
ファルロス:じゃあなんでさ?
優也:俺は一対一のプレイが好きなのであって二人で一人を責めるなど言語道断だ。
ファルロス:僕子どもだからお兄さんの言っている事がよく分からない。でもなんとなく淫猥な意味を持っているって分かったよ。
優也:帰れ! ガキがそんな難しい言葉を使うな!
【まだ続く俺ら】
ファルロス:でもさぁ、君って結構周りの女子生徒から人気があるのにどうして有効活用しないのさ?
優也:いいか亀、そもそも俺は回りには言ってない……まぁ、寮の面子にはモロバレだが一応彼女がいる。
ファルロス:うん、君ってばまだ僕が君の中にいる時にヤッちゃったから僕も美味しく頂いたよ。
優也:一辺死んで来い、マジ死んで来い。
ファルロス:冗談だよ、一応流れとしては1月30日に最後の戦いの前の体に思い出を作る為だったよね。
優也:嫌な言い回しするな。じゃあ何でお前は平然といるんだよ?
ファルロス:それは気にしちゃ負けだよ。
優也:そうか。じゃあ寝るぞ。
【俺と亀は友達だ、性的な意味で】
ファルロス:よいしょっと……。
優也:まぁ待て、何でお前は俺のベッドに潜り込もうとする? そこは彼女の特等席だ。
ファルロス:いや、ほら。
優也:ん?
ファルロス:お母さんと一緒に寝たいんだ。
優也:何でお母さんなんだ?
ファルロス:だって僕ってば10年間もずっと君の中にいたんだよ?
優也:ああー……俺は凄い長い妊娠期間だったんだな……。
【だが誰もいれるとは言ってない】
優也:出てけ(ゲシゲシ)
ファルロス:ああんもうイケずぅ!
優也:二度と来るな。
ファルロス:じゃあ仕方ないな……。
↓
綾時:こんばんは。
優也:帰れ。
【俺と泣きボクロ】
綾時:何でそう邪険にするのさ?
優也:いいか、お前が起こすまで俺はずっと楽しい夢を見ていたんだ。
綾時:そんなにこのマーラ様が元気になるような淫らな事を夢の中でしていたんだ?
優也:お前何を握っている?
綾時:ナニを。
【俺様貞操のピンチ】
綾時:……潰すよ?
優也:……勘弁してくれ。本気で離せ。
綾時(潤目):だってさぁ、最近僕だって独りで寂しかったんだよ?
優也:そうやって女性向けに持っていくな。俺の性格は明らかに男性向けだろ。
綾時:大丈夫、僕は好きな人なら男性女性関係ないから。
優也:両刀!?
綾時:あ、でも人のものは取らないから安心してね。
優也:いや、俺は一応彼女のものだが。
綾時:……あの泥棒狐が!
優也:なんで狐なの? 何で狐なの!?
綾時:いやぁ、君に殺されたハロウィンの時に彼女はその格好で君の部屋に行ったよねって思い出して。
優也:ああ、『御菓子をあげるから悪戯させて』と頼んだら前が見えなくなった。
【膳は急げ】
綾時:そういう訳でイタダキマス。
優也:いいから服のボタンを外すな。あと俺の腕をお前のマフラーで縛ろうとするな。俺は縛る云々よりも言葉でじわじわと快感を味あわせたい人間なんだ。
綾時:大丈夫だよ、痛いのは最初だけだから。
優也:……待て、俺は後ろを捧げる趣味は無い。
綾時:大丈夫だよ、僕が強引に奪うから。
優也:本気で何言っているのあんた?!
【よく言う】
綾時:ほら……口ではそう言っていても体は正直じゃないか……。
優也:それなんてエロゲ?
綾時:知らないよ。僕そんな年齢じゃないし。
優也:いや、俺だってエロゲは手を出さない主義だ。
綾時:リアルで淫らなゲームと同じような事をするからね。
優也:ああ。
綾時:否定しなよ。
優也:だが断る。
綾時:あの泥棒狐!
【そもそも勘違いしている】
優也:確かに告白してきたのは彼女からだったが、ぶっちゃけその時は俺もいつ想いを告げようか迷っていた時期だった。
綾時:ふぅん、羨ましいな。
優也:でだ、その時にまぁ、多感な高校生だから? 後世界が滅亡する寸前だったじゃん? 記憶も消えるかもって言われてたじゃん?
綾時:そして君はこう言った。『記憶が無くなる前に君の体に俺が愛した証拠を刻み付けたい』とね。
優也:逆逆。
綾時:ええー?
優也:あの時潤んだ瞳と濡れた唇で俺に囁いたのさ。『記憶が無くなる前に私に君がいた証拠を……』とな。
綾時:甘ーーーーーーーーーーーい!!
【そんな状況だからね】
綾時:ちくしょう、なんて甘いんだよ羨ましいねぇ。
優也:ああそうだ羨ましいだろ、今じゃ俺が攻めだが、始めは彼女から誘い受けだったんだぞ!
綾時:その後は? その後はどうなったの!?
優也:お前なんで童貞の様な反応をするんだよ?
綾時:僕これでも純情だよ?
優也:嘘を付け嘘を。
ガチャ
二人:はい?
ゆかり:ねぇ…まだ起きて……る?
綾時(半裸):やあゆかりさん。
優也(半裸でマフラーによって縛られている):ちょ、何てタイミングの悪い時に。
ゆかり:……。
綾時:じゃあ僕はもう行くよ。大分汗かいちゃったし、じゃあね。
ゆかり:マテや綾時君。
綾時:何かなゆかりさん?
ゆかり:フッ!(アカシャアーツ)
綾時:前が見えねぇ。それじゃね。
優也(半裸で腕をマフラーで括りつけられている):おい、俺の今の状況をどうしろと?
ゆかり:……!(何か思いついた顔)
優也:おい、ナニを企んでる?
ゆかり:えっとね……。
ガチャリ
優也:おい、何故に部屋の鍵を閉める?
ゆかり:えっとね……ほら、いつも君からじゃん。
優也:おい、何故にニジリニジリと寄ってくる? こっちは縛られているんだぞ。
ゆかり:だからさ、こういうチャンスって普通無いじゃん。
優也:無くていい、ああ無くていい。
ゆかり:……立場がさ、逆転だよね?
優也:頼むから笑顔になるな。ああ可愛いな畜生、断れねぇ俺の意思の弱さに乾杯。
今回のネタはイベントでご挨拶させていただいたユウゲン様と神門祐哉様に捧げます。
ユウゲン様のサイトにある程度修正されたバージョンが載ってます。